ひだ地学113号 2004年2月9日発行 ホーム 目次

焼岳ビデオ

中口 清浩

写真 噴煙の上がる焼岳噴火口
 私の勤務している古川中学校は、今年度まで文部科学省指定の次世代ITを活用した未来型教育研究開発事業、通称インターネット3と呼ばれる事業を受けている。無償で3年間インターネットの専用線を利用でき、パソコン5台、テレビ会議システム、大型モニター等の支給を受けた。その研究の1つとして、地域のコンテンツの作成があった。
 中学校1年生理科「大地の変化」の単元の教材として、焼岳ビデオに作成をおこなった。昨年度の7月に登山をして、ビデオ撮影を行った。昭和62年にも1度登ったことがあるので、中尾温泉から約4時間で頂上にたどり着いた。昭和62年のころは、ほとんど登山者はいなかったが、ツアーのおばちゃん方も多く登山をされて、頂上も混んでいた。噴気口から出ている水蒸気や硫黄の結晶、火口のようすなどを撮影することができた。「上高地」図幅を仕上げた原山さんにはほんとうに敬服するものである。ビデオテープとして約30分、デジタルカメラのデータとして50枚ほど撮影することができた。
 昨年度の冬休み、編集を行って約5分の作品に仕上げた。AVI形式のデータで1Gもあり、mpegなどの形式のしないとなかなか使用できない物である。
 インターネット3のデータベースとして登録はしたが、授業のコンテンツとして利用するには、将来のことになるのかなあと思っている。