ひだ地学第138号 2006年7月31日発行   ホーム 目次

乗鞍岳の自然

巡検日:2006年7月15日

乗鞍コロナ天文台で 

 7月15日(土)、ほおのき平に集合したのは、下畑会長夫妻、岩田副会長、寺門会員、鷲見会員、中村会員、足立会員、中田会員でした。久々の大人数が集まりました。しかし、天気はかんばしく有りません。乗鞍山頂は雲の中です。寺門会員は、セーターの上に上着を着て、寒さ対策は万全です。これを見た足立会員は、半袖Tシャツ姿だったので不安になったようでした。
 自動販売機で1800円の往復切符を買って、バスに乗ること45分。乗鞍畳平につきました。やはり山頂部は濃霧の中でけっこう寒い感じです。薄着の足立会員は、売店でヤッケを買いました。歩き始めると、雪渓があり、やはり横なぐりの雨が降ってきました。少し降りて急斜面を登りきると林道に出ました。後で「はあはあ」と息を切って、やっとで登っている人がいるので、誰かと思ったら岩田副会長でした。まず、コロナ観測所に行ってみましたが、電気工事中で見学は無理でした。
 分岐までもどって、別の道を行くと肩の小屋に出ました。許可をもらった五の池には、ここから行きます。しかし雨がひどいので、肩の小屋の休憩所に入りました。休憩所では、ストーブがつけてありました。下畑会長は、「7月にストーブとは信じられん」といいながらあたっていました。思い思いにコーヒーなどを注文してすごしました。 普段立ち入り禁止の五の池への道は、はっきりしていないようです。また霧がひどくて視界も悪いので、本日はこれで引き返すことにしました。畳平にもどり、乗鞍自然館を見学して、2階の無料休憩所で弁当を食べました。 こんなわけで、せっかく人数は集まりましたが、ちゃんとした下見ができませんでした。バスでほおのき平に戻り、天気の良い日に行ける者 だけで、もう一度下見をすることにして解散しました。