ひだ地学第146号 2007年5月28日発行   ホーム 目次

輪島・能登半島沖地震の巡検

巡検日:2007年4月30日

輪島市門前町で 
 3月26日に発生した能登半島地震の現地見学に出かけました。4月30日(月)の振替休日、清見インター近くの夏厩郵便局には、岩田副会長、鷲見会員、中田会員が集合しました。
 さっそく、白川村から東海北陸自動車道経由で、能登半島に向かいました。能登有料道路は、至る所で崩れていましたが、すでに迂回路が修復され自動車は通れるようになっていました。
 最初に行ったのは穴水町です。穴水中学校をめざして町に入ると、倒壊した家々はすでに、整理されてさら地になっていました。しかし、庭の灯篭が倒れていて、被害者のための仮住宅があり、やはり震度6強の地震だったことを実感しました。
 古い家は全部つぶれたようで、新しい家の多くは残っていました。しかし、その新しい家も損傷があり、被害の程度に応じて、赤、黄、緑の張り紙がしてありました。赤が立ち入り禁止家屋です。
 次に、輪島市門前町に行きました。あちこちの家々には、青いシートがあり、被害の範囲が能登半島の先端全域に渡っていることがわかりました。いまでも、家屋のかたづけが続いていました。まだまだ倒壊したままの家屋も多くありました。やはり、これはたいへんな地震だと思いました。海岸まで行くと、
ボランテイアのための駐車場があり、まだまだ復興作業中でした。
 この後、輪島市の市街地に行き、昼食を食べました。市街地の被害は小さかったようでした。一路、飛騨に向かい清見にもどると夜8時頃になりました。今回の巡検では、写真を多く撮影してきました。地震の実態がわかり、有意義な巡検でした。