ひだ地学第131号 2005年11月15日発行   ホーム 目次

ヌクイ谷断層・宮川断層と防災ダム

巡検日:2005年11月3日

濃飛流紋岩の壁に向かう二人(宮川断層の近く・餅谷林道で) 
 11月3日、文化の日、ヌクイ谷、宮川断層付近の巡検を行いました。高山市一ノ宮支所の駐車場に集まったのは、岩田、中口、坂本、中田の4人でした。岩田副会長に、旧宮村管轄の林道の鍵を借りてきていただきました。しかし宮小学校の生徒が参加する文化祭があるとのことで巡検は欠席でした。3人の巡検になりました。
 天気は良いはずでしたが、あいにくの曇りで雨も降りそうです。まずは、宮の防災ダムへ向かいました。防災ダムの西側にはヌクイ谷断層があります。小規模な三角末端面もならんでいます。さらにヌクイ谷沿って峠まで行きました。天気があいにくで写真は無理です。次にもどり、防災ダムからツメタ谷に行きました。ここから鍵を使って餅谷林道に入りました。林道は宮川断層を横切るはずです。断層をすぎたあたりで、崖が見えました。崖は濃飛流紋岩からできていて、破砕帯ほどではないですが、岩石に割れ目が多くなっています。中口会員からここでの濃飛流紋岩について少し説明を受けました。底面付近の岩石があるようです。次に岩岳林道に入りましたが、断層らしき地形を見ただけでした。空も暗くなり雨も降りそうなので、まだ正午頃でしたが本日はこれで解散し、天気の良い日にまた写真を撮りにくることにしました。